フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「ワタシ、左手♪」と右手が言う…

昨日のフェルデンクライス・グループレッスンでのこと。
私のカラダは時々言葉を話します。レッスン中、突然話し出すのでビックリするのですが、昨日それがありました。


ある姿勢(体勢)をとって、動きの指示「右手を見てください」を耳にした時、左右の区別が苦手な私はふと不安になり、自分の右手に向かって
  ねえ、アナタ右手よね?
と確認したところ、なんと元気よく
  ワタシ、左手♪
と返事したから大変。


 : ねえ、アナタ右手よね?
右手: ワタシ、左手♪
 : へっ!?確か右手やと思うけど…
右手: ううん。ワタシ、左手♪
 :(もしかしたら私が間違っているのかも…)
右手:(ニコニコ)
 : そしたら、反対側のアナタは?(左手に訊く)
左手: (小さな声で)ワタシ、左手。
 : やっぱり…そうよね。 
    (右手に訊く)ねえ、アナタは右手だと思うんだけど
右手: ううん、左手♪♪


腕や脚の左右を、身体の中心線を境にどちら側にあるか?で「右」「左」を認識*1しているらしい私のことなので、こうした会話が出てきても不思議はないものの…。でも、昨日は「体の中心線」とは直接関係のない体勢での出来事です。


◆私の体勢
  ・あおむけ寝
  ・左膝を曲げ、脚を立てる
  ・左手は脚の方へやや近づける(左脇腹が少し縮み、右脇腹は少し伸びた状態)
  ・右腕を頭方向の床上に斜めに伸ばす
  ・頭を右に向け、目は右手を見る


右手があんまり明るく楽しそうに「ワタシは左手♪」と言い続けるので、それ以上は追及せずにレッスンを終えました。


結果なにが起こったのか?右腕・右上半身の存在が薄くなり、軽くなりました。ここ2-3日続いたチラシ作りで右肩・右肘・右首がブツブツ文句を言い始めていたのですが、それが聞こえてきません。以前、受けた個人レッスンの後の状態(右手が沈黙し空白のようになり、代わりに左手が用事をこなそうとする)に似ています。


フェルデンクライスのレッスンでは、何が飛び出すか、分りません。
それにしても、昨日の右手の子どものような元気で明るい声にはビックリしたなあ〜。

*ちなみに、昨日のレッスンテーマは「呼吸」でした。
(途中、息を吐き切った後「シーソー呼吸」をしたのが原因かしら??)
(脳の酸素不足…)

*1:身体の中心線を境にどちら側にあるか?で「右」「左」を認識
例えば、
右腕を体の前で交差させて、左側へもってきたとすると
その右腕を「左腕」と解釈します。
でも、「確か、そういうことじゃないよね」と“思い直して”
「イヤイヤ、これは『右腕』!」と解釈し直します。
このため、「間」が生じ少し混乱します。