フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

深呼吸のしかたがわからない

「はい、大きく息を吸って~。とめて。」

病院の検査でとまどう。

 

「では、深呼吸しておわりましょう」

体操教室でとまどう。

 

深く息を吸うこと、深呼吸がどうやらできていない気がする。

過去のそれと今とではどうもちがう感じがする。

「もっと息を吸って~」と促されるようになったから私の思い込みだけでない。

 

意識して息を吸おうとするけれど入らない。

身体が膨らまない。

風船を膨らまし始めるときに空気が入っていかないのと似ている。

 

フェルデンクライスのグループレッスンを受け始めた頃

「呼吸のレッスン」が苦手だった。

息を吸えてないから「息を止めた状態で動いて」の指示に困る。

すぐ呼吸を再開する。

息を止めているのも苦痛。

子どもの頃、何秒息を止めていられるか遊んでいたのが不思議なくらい。

 

「しっかり息を吐ききったら、自然と息は入る」これもしんどい。

息を吸うも吐くも思うようにできてない。

 

フェルデンクライスレッスン中、大きなアクビはたくさんしても呼吸はいまひとつ。

個人レッスン(FI : Functional Integration)を受けている時、時々深くなる程度。

どちらのレッスン後も呼吸は楽になっていることに気づくことは多い。

でも、楽に深呼吸できるか、とは別。

 

ただ、グループレッスン(ATM :Awareness Through Movement)を続けていると

ふわ~っと、ゆ~っくり、なが~くに息が吸えること場面が出てきた。増えてきた。

「勝手に息が入ってきた!?」「私の身体がふくらんでる!?」

その度におどろいたり、嬉しかったり、おもしろかったり。

深呼吸を意識しなくても、私の身体は深く息をすることができたんだ!と。

 

そして、先日の病院検査で「大きく息を吸って~」の出来がパッとしない自分に

がっくりくる。深呼吸への道は遠い。

 

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