ちがいがわかりたい
フェルデンクライス・メソッドでは「違いを感じる(気づく)」ことを大切にする。
レッスンの前と後で身体の感覚に違いが生まれたか、動きに変化があるかをみる。
「比べる」とはちがう、「違いをみる」。
比べるなら長さや重さなど同じ単位ではかれるものどうしを並べるが
違いをみるのはある単位でくくれないものどうしを置く感じになる。
開脚の角度が広がった
前屈がより深くできるようになった
腕が高く上がっている
なども、レッスンの前後で見られる変化でおもしろいけれど
物差しを当てて測るのではない、もっと芯の部分の違いがおもしろい。
「上手いこと動けるようになった」
「(身体は)本当に上手くできている」
今の私にはそんな言葉でしか表現できないレッスン前後の違いである。
そして「比べる」意識が顔を出すとレッスンはうまくいかない。
周りの人と比べても、過去の自分と比べても、身体の他の部分と比べても
レッスンをつまらなくするだけ。
でもさ、比べてしまうんだよね~。