フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

キュート☆さすが!残念・・・

Dr.クロワッサン 脳を刺激して心と体をラクにするエクササイズ (マガジンハウスムック)


丸々一冊がフェルデンクライス・メソッドなムック
Dr.クロワッサン特別編集
脳を刺激して 心と体をラクにするエクササイズ
〜フェルデンクライス入門〜


マガジンハウス社のサイト
http://magazineworld.jp/books/paper/8931/


このムックを見ていて
これこれ!フェルデンクライスのレッスンで出てくる表情!
という写真がありました。


ムック中に掲載されているフェルデンクライスの動きをされている
モデルさんの口角はキュっと上がっていて唇は閉じられています。
モデルさんご自身のお顔やスタイルはもちろんのこと
衣装もヘア&メイクも素敵にコーディネイトされています。


でも、体を動かしている様子を撮った写真なのに
「動き」を感じられない。
きれいなモデルさんの写真入り取扱説明書のようです。


ページを繰っていくうちに「な〜んか違う」写真に気づきます。
レッスンの始めと終わりに「CHECK」という
動きのしやすさや感覚を確かめる部分があります。
その「最初のCHECK」P26と「最後のCHECK」P29写真での
モデルさんの表情がちがうのです。


CHECKの動きは、仰向き寝(膝を伸ばしたまま)で頭を持ち上げる
というもの。


最初のCHECK」の写真P26
モデルさんのお顔は他の写真同様涼しげなのですが
胸鎖乳突筋がくっきり浮いていて、頭はやや重たげ
胸も固めていらっしゃりそうです。


最後のCHECK」の写真P29
眼(まぶたのひらき方)と口元が「おッ!?」と変化しています。
頭は最初よりも持ち上がっています。


レッスンを通して生まれた「あれ?ちがう!」という感覚が
写真の中のモデルさんご自身の表情に表れていて
思わず「これこれ!」となりました。


そういう目でムックの写真を見ていくと
他のレッスンでもモデルさんの表情に動きがある写真が複数あります。
P30〜P33のレッスンでは、レッスンの途中からお顔が変わってきています。
変な動き(初めての動き)をするときに出てくる表情です。
なにこれ〜!?」とおもしろがる表情です。
「最後のCHECK」では、とてもキュートな表情が写し取られています。


撮影がどの順番で進んだのかわかりませんが
「このモデルさん、こんなに可愛い方なんだ〜♪」という写真が
ムックの中に何枚か含まれています。
作った顔(モデル顔)でない、素の表情が特に瞳と口元に表れています。
同じ笑顔でも作った場合と自然に出たものとでは
これほど見た人に与える印象が違うことに改めて驚きます。


変化した表情をとらえるカメラマンさんの腕
たくさんの写真の中からそれを選ぶ編集者(?)さんの目
さすがだな〜と思います。


ただ、とても残念なことが一つ。このムック
肝心のキュートなモデルさんのお名前が載っていないのです。
他の関係者のお名前はきちんと掲載されているのですが…。